今日は銀ちゃんこないのかな、なんて。壁にもたれて雑誌を見ながらはのんきに思っていた。
明日の支度もお風呂も済ませ、就寝前の気楽なひととき。四畳半の部屋を占領している布団がちょうど座布団代わりだ。広さはないがかえってそれが、まるで穴ぐらに潜んでいるような安心感をもたらしてくれて、案外快適に過ごしている。この部屋のある周辺は盛り場からやや離れているが、車の音はひっきりなしだし遠くに酔っ払いの声もして、人の気配がほどよくあるので田舎の夜ほど寂しくもない。
ぱらぱら雑誌のページをめくり、近場の花火大会情報を頭の隅にメモしつつ。
そんな時だ。の耳がぴんとそばだった。
はっと振り向けば、間違いない。まだまだ距離は感じるが、近づいてくる足音があった。一歩一歩がだらしなくゆっくり。音が「ずるる〜っ」といちいち長いのは、かかとをひきずる歩き方のせいだ。
は飛び起き土間へと下りた。足音は薄い壁のすぐ向こう、横の路地をもう入って来ている。ふたつある鍵を急いで開けて、扉がどんどん叩かれる前にこちらから開け放ってやった。
「わああっ!銀ちゃん!いらっしゃい!」
ぴょんと首っ玉へ飛びついてきたに銀時が目を丸くした。だがすぐその目はじっとり据わり、眠たそうな声が叱りつける。
「こらこらおめーなにやってんのぉ?銀さんだからよかったよーなもののぉ、声も聞かずに鍵開けてぇ、ぶよーじんだろーがぁあああん?」
なにやらろれつのあやしい口ぶり。背中が畳まれそうなほど手加減抜きに抱きしめられて、の足が浮いた。
「あわっ、わわわ!?」
後ろ手に木戸と鍵を閉めるとブーツを蹴り蹴り脱ぎ捨てて、銀時はを抱いたまま一段高い畳へ上がった。たった今怒ったばかりの口で、もうけたけたと笑いながら。
「うひっ、うひひひはははは、もぉダメでちゅよう?ちゃんはもぉ〜うひひひひひひ!」
「ぶふっ、お酒臭い…」
「ぎゃははははははは…!」
「やだもうなあに?銀ちゃん酔っ払ってるの?」
くたびれた着物から銀の天パから、甘い臭いがぷんぷんする。頬へでたらめに口付けられて、さらにぷにぷに頬ずりされて、そのほっぺたも脂っこくては思わず顔をそむけてしまった。
「ちょ、やーっ。もぉぉっ!」
「おお〜う、ほっぺたさらさらしてるぅ〜」
「銀ちゃんはすっごくべたべたしてる!この暑いのにおふろさぼっちゃだめ!」
めっと眉間に皺を寄せても返ってくるのは馬鹿笑いばかり。はあっさり匙を投げた。だめだこれ。相当出来上がってる。布団へどさりと寝かされたが、抵抗する気にもならなかった。
「はぁぁすげぇぇ…お前気持ちいいねぇ〜…」
ぷよんとの身体にうずまり、柔らかな肉へ沈む感触に銀時が感嘆の吐息をもらした。ただただでかい図体がの上でごろごろ寝そべっている。重みがずっしり苦しかったがは諦めて手をのばし、くしゃくしゃ頭を撫でてやった。よしよしはいはい、わかったわかった。しょーがない、酔っ払いのすることだ。この様子では時間のもんだい。どーせもうすぐ眠ってしまうから、大人しく抱き枕にされてあげよう。
もっとも銀時のほうは、「枕」で済ます気はないようだ。が流され気味なのをいいことに心おきなく遊びだす。まずは桃色のほっぺたをぱくり。涎がたれるほど舐めまわし、それから黒髪へ鼻面を突っ込み、かと思えば思い出したようにいきなり唇へしゃぶりついた。
「くふっ、ん…」
こじあけられた歯の間から唾液が送り送られる。次に胸元へ顔をうずめると銀時は左右の丸みを寄せて自分の頬を挟ませた。洗いざらしてくたくたになった浴衣の肌触りも楽しんで、そのうちそちらは気が済んだのか、衿をはだけて今度は素肌にしつこく頬をすり寄せた。
ぽかんとは呆気にとられて、やがて可笑しくなってきた。あれがやりたいこれもしたいで銀時は我を忘れたかのようだ。
「ふふっ、やだぁもう。がっついちゃって。そんなしなくても逃げないよう?」
銀時はなにも言い返さない。
代わりにふとその顔を上げるとを間近に見つめて言った。
「しょーがねぇ。おめーが可愛いから」
酔った上での戯言と言うには、その声が妙に真剣味を帯びていたからか。
さらりと放り込まれたひとことが、本人も不思議なほどに心の中で弾け散った。ぱぁん!と。
「はっ?はぁっ?!な、ななな、やっ、やだ、やだもう、あはっ、あははっ、あはははっ、このよっぱらい…」
笑いとばしたつもりでも、目は回りみるみる顔は真っ赤。しどろもどろと声はうわずる。正視できずに逸らしていても、ずっと自分へ注がれている視線は痛いほどわかった。
のぼせた頭が必死に繕う。ま、ままままったく、銀ちゃんたら、こんなに酔っちゃって困ったもんだ。そそそそそうそう、酔ってるから。
思考までどもるほど冷静には遠い。
どきどき高鳴る胸を抑えて目の端でちらりと窺ってみる。銀時はまだこちらを見ていた。
「な、なあに…?」
声では答えず赤茶けた瞳が、反対に「ん?」と訊き返す。うっかりその目には囚われた。いつになく優しい目に魅入られて、もう目が離せない。吸い込まれそう。
その目は柔らかく微笑みながら、甘い声がどこまでも甘く、を見つめてそっとつぶやいた。
「愛してる」
「!!!?」
ぴしゃーん!と身体を電気が走った。雷にうたれたかと思った。その声と目と言葉に痺れて、びくんと爪先まで反ってしまう。は必死でもがき暴れた。
「ばっ、ばば、ばか、ばかっ、なにふざけてんのっ!」
けれど裏腹に胸の底からは想いがこみ上がり過ぎて困った。も好き好き。愛してる。
頭は真っ白だ。もうどうしよう。
いつのまにやら着々と脱がされていたのも気づかないほど。
色白の肌はほのかに赤らみ、瞳はとろんと熱く潤んでいる。酔いに任せて思いつくまま銀時はを撫で回していた。
そのわりに手際はとてもよくて、知らぬ間に帯は抜かれているし、寝間着はするりと肩から落とされ、さらに抱き合いごろごろする間に引っぺがされて放られていた。
一糸まとわぬ裸にされてもそれほど抵抗がなかったのは、もちろん甘いささやきで頭が蕩かされていたのもあるが、銀時の腕にすっぽり包まれ、肌はほとんど隠れていたから。
「んー、へへへかーわいい。ちゃんかわいー」
「や、ばか、ばかばか、やめて、もう、ふざけないで…」
「はあぁ?誰がふざけてるってぇ?銀さん大真面目ですけどぉ〜?」
その口ぶりが既にちっとも真面目じゃない。
懐の中へ囲い込まれ、今度は笑い含みに言われた。
「へへへ愛してる」
「ひ……っ!!」
からかわれているのはわかるのに、いっそ馬鹿にされて聞こえるのに、反応してこわばる身体が憎い。
舌先が耳の奥を舐めた。水気と声がを責めたてる。
「かわいい」
ぴちょぴちょ。
「かわい〜」
「は…っ、や…もう、もう…っ、やめて…、やめてったらぁ…」
酔っ払いにはへーきだろうが、しらふのにはしげきがつよい。頭はうつろ、気もそぞろになる。ぞくぞくと腰を悪寒が貫き、身体の深い場所が疼いた。
「な??」
「はふ…、うん…うん、うんっ…」
「のかわいーアソコも見てぇな〜?」
「けっきょくそれがもくてきですか」と冷たく返してやれればいいのに、実際はもそろそろそれを期待していて、じりっと擦り合わせた太ももの奥には密かに熱い蜜も滲んでいる。
身体の表面を順番に這い下りていく唇に、の背筋は粟立った。肌をくせ毛でくすぐりながら湿った愛撫は下腹部のまだ下へ。足の間へ肩からねじこみ、そこで銀時は頬杖をついた。
窓辺で星を見るような仕草で、格好だけならヘンにかわいらしい。するすると指でなぞったり、つんつんつついているものがの恥ずかしい場所でさえなければ。
「おぉ〜、ここかわいい」
「これもかーわいい」
とっさに膝が閉じようとしても楽々こじ開けられてしまう。
「んん…っ、いやぁ…もぉ…」
「うそつけ。ちゃっかり待ってたくせに」
「ちが…ちがうもん…、そこ、さわられたり、見られるのはいーの、銀ちゃんがヘンなこと言うのがヤなのぉ」
「ヘン?えー?おめーのびらぴらってちんまりしててホントにかわいーよ?お豆は感度イイしぃ?いじってっと中身がコンニチワ〜って…」
「やあぁぁぁぁっ!だからぁっ!そーいうのぉぉぉっ!」
よじれる身体を押さえつけられた。間をおかず与えられた冷たく濡れる感触に身体の芯がすくみあがる。
「ひっ!?」
銀時の舌が縦にぺろりとの割れ目を舐めあげていた。
「んっ、んんっ、もぅっ、この…っ…」
酔っ払いめ。
そのうち寝る、もう寝るだろうと思えばこそ、好きにさせてあげているというのに、一向にそんな気配がない。潤んでほぐれた入り口へうれしそうに舌の先が挿れられ、唇に蜜をすすられた。その振動すらをざわつかせる。
「んっ、んんっ、んくっ、やっ、やんっ、もぉぉっ」
知らず腰が浮いた。好きにさせて「あげる」なんて余裕はなくなる。時折つつかれる手ごたえで中心の粒が次第に硬く、膨れてきていることがわかる。じんじんとしてもどかしい。
「んふっ…、う…、あんっ…はぁっ、はぁっ…あぁっ…、もぉ…っ」
「ん?」
「んぅん…」
鼻のうんと奥を鳴らすような、自分でも嫌になる媚びた声。
「お?もうイクの?イキたくなっちゃった?」
けれど銀時にそう訊かれればうつろな顔はうなずいてしまう。
「ひゃっ?やややっ!んんっ!」
皮ごと花芯を押し潰された。ぐりぐりと指の腹に押され、潰され、つねられ、こね回される。時々痛がるのも構わず、それどころかより強く潰して揉まれた。
「あああああっ、あっあっ、あっ、うんっっ」
「イイだろ?」
「うん、うん、うんっ、いいっ、いいの、それ、いいのっ」
あられもなく声をあげていた。快感に背が反る。腰が突き出る。声の間隔も短く狭くなる。
「あああっ、あっ、あっ、あ、ああああああ…んんっ!」
「………っっっ!」
ぎゅんと大きく仰け反った背が、弧を描いたままびくんと跳ねた。そこからまだ反り、さらに反り返り、爪の先まできゅうと突っ張った。
頂点で一瞬硬直して、直後にぽてんと腰から落ちる。
だらしなく弛んで開いた口から、はどろりととろみの濃い汁を漏らした。
けれど休ませてはもらえない。のこぼした愛液で手のひらをべたべたにされながら、銀時が2本の指を埋めた。
「んんんっ!」
「はい、もーいっかぁい」
泡立つほど激しく前後する指。折られた先端が上側の壁をこりこりひっかいていく。絶頂から静かに下りかけていた身体が強引に持ち上げられる。苦痛に近い快感にがぱたぱた髪振り乱した。
「ああっ!だめっ、だめだめだめ!やあああああんっ!んっ!!」
言われた通り、すぐもう一度。間を空けず腰が反り返る。ぱっくりと口を開いたあそこをさらけだしていても恥じらうどころじゃない。
ふたたびくたりとが沈んだ。胸が大きく上下して、はーっ、はーっと荒い息が止まらない。
するとその腕が掴まれた。
「ん…?ふぁ…」
「交代」
「んー…」
2度も達したばかりの身体はぐにゃぐにゃとして起こすのもままならない。それを構わず引き寄せて、銀時は自分のまたぐらへの頭を押し付けた。
求められるまま口をひらいて、そこにあったものを当たり前のように舐めた。いいかげん、そろそろ、今度こそ。銀時の酔いも回る頃だ。
ところがやはりそうでもなかった。
「はれ…?ふぇ…?え?え…?」
「んっ…そうそう。じょーずじょーず…、それ、もっと…そう…」
「あふっ…んや、そうじゃらくて…んっ?あぇ…?」
平気で「愛」だの口走れるほどしたたか酔っているくせに、それはいつもと変わりない大きさに猛り勃っていた。口に含めばさらにの中で、ぱつんと皮が張るほど膨れた。そこを無茶して引き寄せられて、先端が喉の奥につっかえた。
けほけほむせて手を突っ張る。よだれのまとわりついた肉棒をはでろりと吐き出した。
「げほっ、んぐっ、んっ、もうっ、むちゃしないでぇ…」
「あ、悪ぃ…」
たっぷり滲んだ涙を見て一応反省はしてくれたらしい。
あらためては自分のペースで銀時のものを口にした。根っこをぎゅっと指で締めつけるとやわな握力を勃起が跳ね返す。口いっぱいにそれを含んで顔ごと派手に上下した。
「んっ、んぐ、ん、んっ」
じゅるりと顔を離し、棹にまみれた唾液を舐めとる。裏筋に浮いた血管を根元から先へちろちろなぞった。
頭の上の熱い吐息と、髪を撫でてもらえたのが嬉しい。
そして
「お前は?」
「ん…きもひいい…銀ひゃん好き…しゅき…」
指を締めると肉が脈打った。そのまま下腹へ向けてしごく。ひくひくと腰が跳ね上がる。間もなく、という兆候だ。
唇をすぼめ、手を早め、苦い飛沫を身構えたが、頭をつかんで引き剥がされた。
「ぷは…?」
有無を言わさず抱きしめられて、銀時の表情はわからない。ただ、耳元で力なく自嘲、あるいは苦笑いされる。ごろりと視界が引っくり返り、銀時にのしかかられていた。
それでも顔は見せてもらえない。肩越しに目に入るのは天井だけだ。見せたくない顔をしているのだろう。
足を割られ、熱いものをあてがわれる。2、3度表面を滑ったあと、それはぬぷりとを突き刺した。
「んんっ…」
今も収縮を繰り返すそこが、銀時自身にこじ開けられる。いつにもましてひどい異物感には唇を噛みしめた。
ようやく気が静まったらしい、平然をどうにか装えるようになった銀時が顔を上げる。をじっくり目で舐めながらゆっくりと腰を送り始めた。
「うぁ…中あっつい。すげーなコレ…」
「ふぁっ、あっ、あ、ああんっ、や、まっ、まって、まっ…んんっ」
図太く腫れた肉棒がの下の口を限界まで広げる。豊富な潤滑油にまみれていても、ぎちぎち軋みそうな窮屈さだ。
酔っぱらったなんて嘘かもしれない。
ふとは思ったがその直後、妙な熱をおびた銀時の目が、を真っ正面からとらえた。
そうして忘れた頃にまた。
「な?愛してる」
「うぅぅぅぅぅ…っ」
きゅうと内側が縮まったのが銀時にもしっかり気づかれていた。しかもそのうえ悦ばれていた。あまりの恥ずかしさに顔を覆う。が、その手はすぐに取り上げられて穴のあくほど見られてしまった。
恨みがましくは睨んだ。
「やっぱり銀ちゃんよっぱらってる…」
「そーです銀さん酔っ払いでぇす。だからひゃっぺんでも言えちまうよぉ?ほーら愛してる。さん愛してる〜っと」
「んっ、んんっ、ばかっ、ば、ばか、ばかぁっ」
「なにこれ締まる。気持ちいい〜。いっつも思うけどおめー不思議だねぇ。声聞くだけでイイんだもんなァ?ん?もっと聴くか?銀さんの声聞かせてやっか?」
「んんん〜っ」
身をよじるの耳をしゃぶり、繰り返し繰り返し低くささやく。そのたびは銀時を絞り上げ、中へもっと中へ呑みこもうとした。両手はぎゅうっと背へ回し、大きな身体にしがみつきながら。
こっそりと銀時は息を逃がした。ふぅと吐く息にも、顰めた眉にも、今にも力尽きそうにくたくたのは気づかなかった。
「銀、ちゃん、だめ、、もう、もうだめぇ…」
「んー?いいよ?疲れた?先寝てな。銀さんまだだから勝手にやっとくわ」
「んんっ、えっ?えっ?違…っ、あんっっ?!」
「いいからいいから。おめーは休みな」
挿入されたまま、えぐられながら、それで休めるわけがない。規則正しく前後する腰にそれどころかまたさらわれてしまう。
「銀ちゃん、銀ちゃん、ああっ、ああんっ、だめ、だめぇ、いっちゃう、また、いっ…!」
びくん、びくん、と痙攣する肩を布団へ縫うように押さえつけられた。
だがまだ。銀時はを離そうとしない。
時折歯の浮くようなせりふをまるでカンフル剤にして、の体力を搾りとりながら気が済むまで延々遊び続けていた。
日付はとうに変わったらしかった。
どうやら一度眠ってしまったのか、おかげで絶え絶えだった呼吸も少し楽だ。銀時の腕に抱え込まれている自分に気づいてはにやけた。からもぎゅっと抱きついて、心地よい疲労にまったり浸かる。
うふ。うふふ。独り笑いが漏れるのは、今になって反芻しているのだ。
「…きもちわりぃ」
「あ。起きてた。銀ちゃん起きてた」
どこかの時点で銀時も脱いでしまっている。裸の胸板へ突っ伏すと、そういえばもう酒の臭いはしない。まあいいか、とは急いで頬をすりよせおねだりした。少しでも酔いの残っているうちに。
「ねぇねぇ、さっきのもういっかい」
「なにが」
「『愛してる』って、一周してふざけた感じするでしょ。どうせならそれより『好き』って言って」
「はァ?お前なに寝ぼけてんの?」
「?」
「銀さんがんなコト言うわけねーだろ。イカされすぎて頭沸いてんじゃね」
銀時はを突き飛ばし、ぷいと寝返りをうってしまった。わざとぼりぼり腰から尻からだらしなくかきむしってみせる。ぽりぼり。
だがは見た。
あちらを向いた耳の裏が赤い。
「あれ?」
「うるせえな」
「銀ちゃん」
背中に頭、脇腹もぼりぼり。
「あらあら?銀ちゃんもしかして今になって…」
「っせーなもー!あー暑っ!あっつい!おめーの汗とあそこの汁が股間でべたべたすんだけどぉ?!」
大きな尻に布団を追い出された。面白いほどごろんと転げ出たがも負けじと布団へ戻る。銀時の上へよじのぼり、にやにやちくちくしてやった。
「ねー照れてるの?恥ずかしいの?つーかさっきのほんとに酔ってたの?まさかしらふだったりしないよね?だよね、正気で言えることじゃないよね?えーとなんだっけ?なんて言ったっけ?を?愛してる?愛してるって言ったの?えっ?愛してるって「っせぇぇぇぇっ!!」
壁まで蹴り転がされてしまった。